ドライバーから運行管理へ配置転換。会社の配慮に感謝しています。

トラックターミナル
業務員
トラックターミナル業務員 F・Dさん 48歳

大阪主管支店勤務。夜中に着く長距離便の運行管理をサポートとしている。歴史ドラマのファンで、趣味は城巡り。

ドライバーから業務員への転身
会社が応援してくれた新たな活躍

学生時代はずっと柔道をやっていました。高校の柔道部の先輩が福山通運に入社した縁で、私自身も福山通運にお世話になることに。以来、約28年間、ずっと福山通運の集配のドライバーとしてお客様のところにお荷物を届けていました。それが入社30年目が目前に迫った2017年のある日、首に痛みを感じて病院に行ったところ、頸椎のヘルニアという診断を受けました。柔道をやっていた頃に痛めたところが今頃悪化したのだろうということで、担当のドクターからは「運転がメイン業務となるドライバーの仕事を続けるのは厳しい」と言われました。

ショックでしたね。入社以来、集配ドライバーの仕事にはやりがいを感じていたし、福山通運のことも大好きです。でも、ドライバーとしての仕事ができないのではもう続けられない、辞めるしかないのか。家族もいるのに、どうすればいいのか―。そう悩んで、これからのことを上司に相談したところ「運行管理をサポートする夜勤の仕事で、これまでの経験を活かしてみないか?」と言っていただけました。福山通運で働き続けられる!すごく嬉しかったし、上司や同僚、そして、会社の温かい配慮に、心から感謝しています。

和やかに、時には厳しく。
支店長になったつもりで働く。

夜中に到着する大型トラックの運行管理が、主な業務です。運行表を確認して、次に行く場所をチェックし、確認印を押す。そして日誌にトラックの車番と名前を書いてまとめていく。今は運行管理課長のサポートをするのが役割ですが、夜中には管理者がいなくなってしまうので、自分が責任者です。緊急事態が起これば、一人で判断し、対応する必要があります。トラックメーカーやレッカーの会社の電話番号をメモ帳に控え、何があってもすぐに対応できる体制をとっています。また、配達の際にフォローが必要な時には他のドライバーにも声をかけてサポートしてもらったり、翌朝の運行管理業務の引き継ぎも丁寧に行うように意識して、確実な業務遂行を心がけています。

夜の8時半頃に出社して翌朝までの勤務で、ドライバーをやっていた時とは全然違う時間帯なので、最初の頃は体調管理に気を使いました。今では、そうした勤務のリズムにもなじんだようで、業務もスムーズにできるようになったと思います。パソコンの使い方や入ってくる荷物の管理の仕方、ドライブレコーダーの出し方、など。最初の頃は、習ったことを一つずつメモ帳にまとめ、一生懸命覚えるように努めました。覚えることが多いのは大変であると同時に楽しいし、できることが増える喜びを感じました。

また、それまであまり接する機会がなかった長距離ドライバーの方たちとコミュニケーションが増えたのも、嬉しいですね。北は福島から南は熊本まで。全国からやってくるドライバーと冗談交じりに世間話を交わしたり、情報交換をするのは楽しいです。自分は歴史ドラマが好きなので、土佐弁や薩摩弁を聞くのが嬉しかったり、地元のお土産をもらうこともあります。でも、確実な仕事を行っていくために、必要なことはきっちりと話すようにしています。事故がないように、安全運転で、お客様に安心とともに荷物を届ける。そういう気持ちで責任感を持って仕事をしているので、年上のベテランドライバーでも遠慮はしません。でも皆さん、そんな自分の気持ちを察して、素直に注意を聞いてくれます。改めて、職場としての温かさを実感します。

運行管理、衛生管理、危険物など
取れる資格は全て取っていきたい。

もうすぐ福山通運に入って30年目になりますが、職場の和やかな雰囲気は、入社以来、ずっと変わりません。いい意味で融通が効くし、上司とも気軽に話ができる環境で、本当に働きやすい会社だと思います。できるだけ長く働き続けたいです。

長年培ってきたドライバーとしての経験や知識を活かしながら、今の業務担当としての仕事でできることをどんどん増やしていきたいです。来年には運行管理者の資格を取得する予定ですが、その他にも衛生管理者や危険物等取扱者など、いろいろなことを勉強して、取れる資格は積極的に取っていきたいと思っています。ドライバーから業務に転身したことで、かえって会社から新しいチャンスを与えていただけました。これからさらに第2のキャリアを作っていこうと、改めて気合いを入れて頑張っていきたいと思います。