大型車両をピタッと横付け。プロはビシッと働き、キチッと休む!

FLフレートライナー
(freight liner)ドライバー
FLフレートライナー
(freight liner)ドライバー
T・Yさん 51歳

東京支店勤務。3人の子どもの父であり、東京支店野球チームの監督。週末には妻と一緒に食べ歩きをするのが楽しみ。

駅と支店を往復し、大型トラックで
貨物コンテナを運ぶ仕事。

JR貨物のコンテナ輸送の仕事をしています。東京ターミナルに到着した貨物列車からコンテナを引き取り、大型トラックで福山通運の各支店に運びます。最近は福山通運の専用列車が増えて来ました。JR貨物の1台全てが福山通運のコンテナ。朝の9時ぐらいに駅に行き、専用列車からコンテナを引き取り、各支店へ配送。また駅に戻ってコンテナを引き取り配送。その合間に、駅構内で1台の貨物列車から他の貨物列車にコンテナを移動する仕事もあります。そして夕方になると、東京支店でコンテナに荷物を積み込み、駅まで輸送して、そこから荷物を発送する。この繰り返しで、1日に4,5回は大井埠頭にある東京ターミナルに行きますね。

コンテナをトレーラーに乗せるのは、フォークリフトの仕事。でも、フォークリフトは貨車に乗っているコンテナをすくってバックするだけなんです。そのため、フォークリフトの位置に合わせてコンテナを積載する車を移動するのが、私たちドライバーの腕の見せ所になります。失敗すると貨車にぶつける可能性もあるので、十分に気をつけながらバックしてフォークリフトが積み込みやすい、正しい位置にピタッと横付けする。1日に10回以上、この作業を繰り返します。

細かな気遣いの大切さを
後輩に伝えていきたい。

バックでピタッと横付けするというとすごく難しそうですが、意外とすぐに慣れるものです。最近は新人指導をすることも多いのですが、バックの練習を数回やると、たいていの人はできるようになります。新人の指導では、そうした技術的なことよりも「細かいこと」を丁寧に教えるように心がけています。

たとえば、車付けするときに50センチぐらいずれた位置に車を止めたとする。すると、隣につける人は場所が狭くて苦労しますよね。また、ミラーを開いたまま止めたら、横に車をつける人がぶつかるかもしれない。だから正確な位置に車を止める、ミラーはたたむ。新人にはこういう細かな配慮を忘れないように、いつも言っています。

運転に関しては、スピードを抑えることと車間距離を取ることを意識しています。法定速度を守るのは当然として、雨で滑りやすい時にはそれよりもさらに10%抑える。社内規定でもありますが、そのルールは絶対に守ること。仕事に追われていると、つい、車間距離を詰めがちになるのですが、それもダメ。また、大型車だと車がバウンドした時に前を走っている小型車からはパッシングしているように見えてトラブルにつながることもあるので、ライトをこまめに消すようにしています。大型車だからこそ、こうした細かい気遣いが大切になります。それはいつも自分でも気をつけていますし、そうしたことを丁寧に新人を含めた後輩にもきちんと伝えていきたいと思っています。

きちんと休みが取れること、そして
よい仲間がいることが会社の魅力。

東京に行って、3年でも5年でもいいからしっかりと経験してこい―。大学の教授からそう言われて、大型の免許を取って沖縄から上京。大学の先生の言葉がきっかけになって、福山通運に応募し、入社してから28年が経ちました。ここまで長く続いた一番の理由は、福山通運での仕事が充実していること。毎日があっという間に過ぎます。そして、人に恵まれたこと。入社当初は東京の道が分からず、ナビもない時代だったので地図を見ながら支社に行こうとしてはよく道に迷い、へこみました。『そんなことでやっていけるのだろうか』と不安になることもありましたが、休日に支社の仲間と野球をして、飲みに行って、としているうちに辛いことも忘れられました。野球仲間だけではなく、仕事を丁寧に教えてくれたり、フォローしてくれるよい上司、同僚に恵まれたことは幸せだと思います。

それと、きちんと休みが取れることも魅力ですね。休日は土日祝日が中心。年間の労働時間が決まっていて、それに合わせて毎月の労働時間も決まっています。ですので、ちょっと働き過ぎると「きちんと、有休を取ってください」と会社の方から言われます。子どもの入学式や卒業式、田舎での法事など、自分の都合に合わせて休みが取れるのも嬉しい。独身寮や社宅が充実しているのも、特に地方から出てくる人には魅力的なんじゃないでしょうか?

人も制度も環境も優しい。福山通運は、本当に働きやすい会社だと思います。